MATについて
MozartAcademyTokyo
モーツァルト・アカデミー・トウキョウは、モーツァルト生誕250年の年の前年、2005年に坂本徹の呼びかけで集まった古典派音楽を愛し、追究する、オーケストラ&ヴォーカル・アンサンブルです。
合唱は各地でソリストとして活躍している歌手が精緻なアンサンブルを求めて集結、ソロもメンバーが分担して歌います。オーケストラはオリジナル楽器を使用し、声楽、器楽、双方から作品の本質に迫ります。
2006年1月にデビュー。その年に3回の自主公演を催し、12月公演でモーツァルトのレクイエムを独自のヴァージョンで取り上げ、その後の「毎年レクイエム」につなげました。「北とぴあ音楽祭」ほかにも出演しました。
また日本モーツァルト協会の例会にしばしば出演、モーツァルトのミサ曲ほか、リタニエや晩課を演奏しました。
2023年6月23日日本モーツァルト協会第650回記念例会では、モーツァルトのレクイエムを合間にグレゴリオ聖歌を挟んで本来の典礼に近づけたスタイルで演奏しました。その静謐な世界は観客に深い感動を与え、様々な方面で絶賛されました。
同年9月22日、府中「ウィーン・ホール」のコンサートではフォーレの「レクイエム」を取り上げました。この曲の演奏のために19世紀後半のフランス・スタイルの楽器を揃え、楽譜も市販されている最新の研究版を参照しつつ、バリにある当時の演奏譜まで当たり、独自版を作成しました。ラテン語の発音は、我が国のディクション研究の第一人者の三ヶ尻正氏に監修を依頼し、当時のフランス式発音を採用、研究しました。
演奏はライブ録音され、各方面から絶賛されています。
これまでに上記フォーレ「レクイエム」の他にモーツァルト「レクイエム」、ミヒャエル・ハイドン「レクイエム」、モーツァルト「ハ短調ミサ」の計4枚のCDをリリース、いずれも好評を持って迎えられています。